ぼそぼそ

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儀式と承認

新しい場所に来て2ヶ月くらいして, その場所に帰属意識を持てるかどうかがはっきりしてきた. はっきりと帰属意識を持つことはないだろうと思っている. 

自分の帰属意識は選別の儀式とそこに至るまでの過程に依存しているので, こういう感じで来てもあまり何も感じないというのが正直なところ.

自分の帰る場所を数えてみると, なんらかの形で移り変わりが明確に思い出されるようなものしか出てこない. その感情自体はそれ以外の形で強化されてきたけど, 出てくるかどうかは儀式と承認とそこまでの歩みに規定されている.

その場所を好むかどうかとは別の問題だということを付け加えておく. 僕にとっての「帰る場所」というのは他にはない感情を呼び起こすものであって, 例えば僕はその感情が伴わない限りは泣かない.