ぼそぼそ

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類友

類は友を呼ぶという諺がある. 一部の人にとって, この言葉の重みは人生を左右するほどに大きい. 友を呼ばなければ生きていくことができない人がいるのだ. 

 活力を糧に生きる人と, 無気力を糧に生きる人がいる. このうち前者のタイプの人々は, 似たもの同士で集まらなければ生きていけない. 彼らは活力を食べて生きる. それが自分が生み出したものなのか, 他人が生み出したものなのかは問わない. 

 彼らが仲間を見つけられないとどうなるだろうか. まず, 表情が弛むだろう. あるいは苦しそうに見えるかもしれない. 活力を食べている彼らの表情は, 常にとは言わないまでも, 明るい. 明るくない時には, 厳しい顔をしているかもしれない. 活力は膜を震わせ, それを持つ人を緊張させる. 無気力に囲まれるにつれ, 緊張は緩んでいくだろう.