ぼそぼそ

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2023-01-01から1年間の記事一覧

憧れ2

「憧れるのを止めましょう」とある人が言った. ところで「憧れる」とはどういうことだろう? 憧れることは, 必ずしも接近することを意味しない. 憧れから接近に向けた努力が生じることもあるが, 必ずしもそうではない. 人は時として憧れの人に近づこうとする…

教師・親

備忘として. 僕の両親は教師をやっている. 教師にとって大事な任務の一つに, 子供に規律を植え付けるというのがある. 規律は一貫性である: 自分が言ったことを守る. 自分が果たすことになっていることをこなす. 教師にとって, 自分の子供と生徒とはどちらも…

罪悪感

自分が最高の幸せを得たとき, 自分は全ての罪悪感から解放されているだろうという確信がある. その確信のもと, 自分に罪悪感を与えるものを切り離していくかどうか, 迷っている.

Talking

One very useful rule of thumb in life: never speak a lot when you have little to talk. Another, equally important rule of thumb in life: speak a lot when you have a lot to talk.

泣け過ぎず白け過ぎない身の上話のフレームを見つけるのは難しい.

試す

他人と接する時, その人がどのような人なのかという情報を得ようとする人がいる. 彼らにはいろいろな手段がある. 彼らは, 相手に対して直接的な質問をすることができる. 彼らはまた, 相手がどのような振る舞いをするかを観察することができる. どのような行…

憧れ

手に入れたくて, それでも手に入らないものに憧れる. 僕の憧れは自由で, これからもそうあり続けるだろう. 僕はある人々の振る舞いを自由だと認識して, それを追い求めている. 天才は自由だと感じている.

善意を善意で踏みにじる

自分の善意とエゴとを切り分けることはしばしば難しい. 善意にエゴが混ざり, エゴに善意が混ざる. 良かれと思ってしたことは気持ちよい. 気持ちよいことを良かれと思ってする. 善意がこもった行為には必ず目的がある. 普段は行動の裏に動機を置かないひとで…

祝日2

祝日 - ぼそぼそ Pretty much the same on my birthday, as it has been much of the time. うんざりしたとも言いづらいが, こんなもんだよねとも言いづらい. とかくこういう感じに慣れてしまった自分がいる. でも, 慣れから抜け出さなければいけないと思う.…

類友

類は友を呼ぶという諺がある. 一部の人にとって, この言葉の重みは人生を左右するほどに大きい. 友を呼ばなければ生きていくことができない人がいるのだ. 活力を糧に生きる人と, 無気力を糧に生きる人がいる. このうち前者のタイプの人々は, 似たもの同士で…

怖いもの

他人を怖がる人がいる. 人を怖がることそれ自体は自然なことである. 他人からは物理的な痛みを加えられるかもしれないし, 何もした覚えがないのに怒鳴られるかもしれない. 面と向かって侮辱されることもまた, 僕自身は怖いとは思わないが, 怖いと思う人もい…

纏う, 植え付ける

品物を見て, 選んで, 買って, 身につける. 一連の選択の中で, それを作った人のトレースを自分に植え付ける. 記憶の定着に問題を抱えているという話をいろいろな所でしてきたし, ここにも書いたかもしれない. 定着を促すために, 触れる回数を増やすという考…

層化された価値体系

二つの価値体系の話をしよう. 二つは重なり合って存在しているが, その間の関係についてはわからない. 片方がもう片方に隠されていることは明らかであるので, 層化されている, という言葉遣いをする. 表にあるのは, 全てのものに価値がある, という考え方で…

夢は正夢

自分の夢を他人に語り, 他人の目を使って自分を縛る. 夢は正夢かもしれないし, そうじゃないかもしれない. 正夢と白昼夢とを分かるのは, かかっている圧力の大きさ. それは外からかかってもよいし, 内からかかってもよい. 多くの人は内側から圧力をかけるこ…

ある映画について

この映画について, 公開までは多くのことが明かされなかった. そのことが頭にあるせいか, 名前を出しながら何かを書くような気がしないので, こういう形で書くことにする. この映画は, 人間が生まれてしばらく経ち, 世界の大きな変化を経験するまでの様子を…

いくつかの興味深い意見について

いくつかの興味深い意見を見たので, それに対する自分の反応と共に書き残す. 「自殺は残された人から一切の答えを奪う」 その通りだと思う. その上で, 所詮は他人であり, 答えを求めるものでもないと思う. 血の繋がった親子であってもそう. 答えというのが何…

古いもの

古いものが好きであることと, 好きなものが古いものであることは違っていて, この違いはよく認識されるべきだと思う. 僕は前者を懐古趣味と呼んで, あまり良くないものだと思っている.

差分

帰国して一週間弱, 生活の差分を書き残しておこうと思う. 1人の時間 1人の空間 生活の裁量 静かさ 天気 心の平穏を保つために必要な全てが失われたような気がする. けれど, 夢は醒めるもので, これに慣れなければいけないし, 多分慣れる.

人間関係4

僕が自分について変化を感じるとき, それは往々にして人間関係を通じてである. 例えば, かつてはしなかったような振る舞いをするようになったことに気づく. あるいは, かつてしていた振る舞いを避けるようになる. 人間の行動はその内面の有り様を映し出すも…

夢のような場所

環境が変わって, 新しい場所が自分にとてもよく馴染むような気がする時がある. 元の場所では得られなかったものが得られる. 元の場所で疎ましく感じていたことから解放される. 新天地とはしばしば夢のような場所である. 夢からは必ず覚める. 同じように, 夢…

つまらない

つまらない, 面白くない, ワクワクしない. 自分が生み出すものに心が動かない. 大体のことはどうでもよい. 多くの選択について自分は無差別である. 自分は偶に勘違いをする. どうでも良くない, と思い込む. こっちの方がよい, と思う. 後から考えればどちら…

見下す

数年前, 友人に諌められたことがある: 「人を見下す態度は君が思っているよりもわかりやすいものだから, 気をつけた方がよい」. 当時, 自分にそういうことを直接言う人に出会うのが珍しく, また自分の他人への接し方に問題があるのとがぼんやりとわかってい…

褒める

お互いを知っている人について何か言うことを求められることがある. 噂話の一環だったり, 人を紹介する文脈だったりする. 知り合いについてコメントを求められるとき, 何かその人についていいことを言うか, さもなくばその人については何も言わないという動…

区別2

自分の欲求は人間関係のあり方に左右される. 例えば, しばらく一人で過ごした後, 人と会って一緒に活動をするとしよう. すると, その活動のあとには, 一人で過ごしていた時間には抱かなかったような欲求が生まれる. そのうえ, その感情がしばしば, 孤独な時…

コミュニケーションの手段

コミュニケーションを媒介するものは色々ある. 話し言葉, 表情, 身振り, 文字, 声, 文脈, 痛みなど. それぞれの媒体に対してコミュニケーションの手段が存在している. 媒体と手段とは必ずしも一対一に対応しない. 一つの媒体に依存する二つの手段を考えるこ…

区別

生活をうまく回していくために, 様々な基準をもとにものを区別する必要がある. 生活の中には目標とか目的とかがあって, それぞれの的に向かうために役立つもの, 役立たないものなどがある. それぞれの目標や目的を達成するという視点に立つと, ものを区別す…

集中のトリガーについて

頭がとても良く回っているような気がすることが時々あり, その時には一時的に生産量が大きく増える. この状態には多少の問題こそあれど, それは記憶の限りでは些細なものばかりである. 例えば, その時に作ったものを後から見返したときに理解に時間がかかる…

箱庭

我が家に帰れば, たくさんのことが変わっているのに気がつくだろう. 人生で一番長い時間家を離れたのだから, いろいろな違いが生まれているはず. 人, 形, 匂い, ... 僕の好きだったものは目減りしているかもしれない. 友人がいなくなり, 見覚えのない顔が増…

移り変わり

たくさん話すようにしよう. 伝わりやすく話すようにしよう. 受け取られ方に気をつけて話すようにしよう. 話す量を減らそう. 話さないようにしよう. 話さなくていいようにしよう.

感情

怒りが消えた. 驚きが消えかけている. 悲しみは見つからない. 愛と喜びはある. 恐怖はとても強い. 怒りは消えた. けれどこれは自分で作り出すことが出来る. もしくは, あるように装うことが出来る. 自分を動かすにも, 他人を動かすにも, それで十分なのだ. …